Aug 08, 2001

　道の角や小さな橋のたもとなどに，笹を立ててある。笹には，「塞神三神真璽」と書いてあるお札（？）が挟んである。ときどき新しくされるようである。今まで，何であろうかと不思議に思いつつも，やり過ごしていた。

　群馬県前橋市荒牧町の道の角の電柱にくくりつけられていた。
　自宅の近所にも何カ所もある。

　このようなお札が挟まれている。

　改めて調べてみると，以下のようなことがわかった。

• 塞の神（さいのかみ）とは，村や地域の境界や道の辻にあり，村に疫病や邪悪なものが入ってこないようにする神様である。(URL1)
• 道祖神信仰はいくつかの信仰が混じっているが，塞の神もその一つである。(URL2)
• 小正月に行われるどんど焼き（とんど焼きなど）とも関連がある。(URL3)

　まだ人の心の中には，昔の良いところがたくさん残されているのだと感じたところである。

URL1: http://www2.sanmedia.or.jp/nawa/sabanna/rekisi/sainokam.htm
　　　歴史散歩 ＜サイの神さん＞

URL2: http://www02.so-net.ne.jp/~kokoton/azm/doso/dosojin.htm
　　　道祖神について

URL3: http://www.tama-nt.com/index/report/news/0001/sainokami/
　　　伝統行事「塞の神（さいのかみ）〜どんど焼き〜」