No.15610 Re: どの検定を使えばよいでしょうか 【青木繁伸】 2011/11/01(Tue) 14:11
> 各部位のデータ数は患者群8, 健常者7です。それぞれの体積に正規性はあります。
サンプルサイズが小さいし,正規性を否定できないということでしょう。
> t検定を繰り返してBonferroni correctionを行うか否か,それとも(Anova一元配置分散分析+)多重比較を行うのか,と考えていますが,
Bonferroni correction も,多重比較の一方法ですよ。
> t検定を繰り返した場合:そもそも各segmentationの体積は独立と考えられるでしょうか?
独立ではないでしょう。とくに,「小脳全体と6つのsegmentationの計7部位」なら,余計に。
> 2群間でt検定を繰り返した場合,Bonferroni correctionは必要でしょうか?
必要だと思います。多重比較なんですから。
> (Anova一元配置分散分析+)多重比較を行う場合:
こ れは何を意味しているのですか?何について一元配置ですか?患者群と健常者群の2群なのだから,一元配置分散分析は二群の平均値の差の検定(t検定)と同 じですよね。それとも,まさか,7つのセグメントを7群と考えている?それは無茶。またそのようなときには,患者群と健常群を一緒にするのですか?それは むちゃくちゃ。
> バートレット検定を行ったところ分散が等しくないのですが,この場合はクラリカル・ワーリス検定になるのでしょうか。そうでなければ,どの検定を使ったらよいでしょうか。
正常な一元配置分散分析なら,分散の一様性を仮定しない,ウェルチの方法による一元配置分散分析を行えばよいでしょう。
> (フィッシャー法やダネット検定は差が出やすいらしいですが使えるでしょうか?)
フィッシャー法というのが何を指しているのか不明ですが,ダネット検定は対照群と複数処理群の比較ですよ。あなたのデータには当てはまらないでしょう。
> 統計は素人で全く的外れな事を言っているかもしれませんが
基本的なところは,統計学の教科書でちゃんと確認して下さい。
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