No.16788 Cochran-Armitageの対比の設定仕方  【赤岳】 2012/04/19(Thu) 10:19

いつもご指導ありがとうございます。
さて,Cochran-Armitageの傾向性の検定を行いたいと思いますが,下記の青木先生のプログラムを使わせてもらっています。
ここで,対比を用いて単純増加型か,中用量飽和型かなどある型をみたい場合,その対比は,下記でいうx.iの値を,たとえば
x.i<-c(-1,-1,0,1,1) #中用量飽和型
のように変更させてやればよろしいのでしょうか。

> source("../../../R/src/Cochran_Armitage.R ", encoding="euc-jp")
> x.i <- c(10, 20, 30, 40, 50) # 各群の外的基準変数の値
> n.i <- c(30, 35, 47, 21, 45) # 各群のケース数
> r.i <- c(2, 4, 14, 13, 39) # 各群の反応ケース数
> Cochran.Armitage(r.i,n.i,x.i)

よろしくご教授お願い申し上げます。

No.16789 Re: Cochran-Armitageの対比の設定仕方  【青木繁伸】 2012/04/19(Thu) 11:44

> 対比を用いて単純増加型か,中用量飽和型かなどある型をみたい場合,その対比は,下記でいうx.iの値を,たとえば
> x.i<-c(-1,-1,0,1,1) #中用量飽和型

「単純増加型」,「中用量飽和型」がどのようなことなのかよくわかりませんが,x.i については,客観的な数値でも,主観的(試行的)な数値でも構わないということです。

No.16791 Re: Cochran-Armitageの対比の設定仕方  【赤岳】 2012/04/19(Thu) 14:15

青木先生,ありがとうございます。
言葉足らずで申し訳ございません。
単純増加型とは,直線的に上昇する型のつもりで述べました。すなわち,xiが対比として設定できるのであれば,xiは,c(1,2,3,4,5)という数値になるのかなと思いました。直交対比では,c(−2,−1,0,1,2)。
中用量飽和型とは,途中までは増加し,途中から増加が止まってしまうような型で,
増加を数量化すると,1,2,3,3,3というような型を想定していました。
単純に直線性では有意差がない場合には,ある形(ベル型や山型もありえます)に有意であれば,その型を見つけることで,考察しやすくなります。
たとえば,薬剤の副作用の頻度がある用量より高用量で投与しても,頻度はそれ以上増加しない(中用量飽和型)とわかれば,その薬剤の投与量の設定根拠を言いやすくなります。

このxiで指定した型に対応する結果は,以下のトレンドのところを見たらよろしいのでしょうか。よろしくご指導ください。
カイ二乗値 自由度 P 値
トレンド 10.448340 1 0.001227597
直線からの乖離 2.275256 2 0.320578562
非一様性 12.723596 3 0.005274121

No.16793 Re: Cochran-Armitageの対比の設定仕方  【青木繁伸】 2012/04/19(Thu) 18:40

トレンドでしょう。

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/Cochran-Armitage.html
の一番上の方に,以下のように書いておきましたけど...

コクラン・アーミテージ検定を行う
R には prop.trend.test という関数として用意されている。
上に示した結果のうち,傾向検定の結果(Trend の項目)のみが得られる。

注:コクラン・アーミテージ検定のトレンドを表すカイ二乗値(CA)と
Linear-by-Linear 検定(Mantel の傾向検定)のカイ二乗値(M)には,全サンプルサイズを n としたとき,
M = CA*(n-1)/n の関係がある。

No.16803 Re: Cochran-Armitageの対比の設定仕方  【赤岳】 2012/04/20(Fri) 09:53

青木先生,大変失礼いたしました。
お手数おかけしまして申し訳ございませんでした。
ご返信とご教示ありがとうございました。

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