No.16980 Re: 適切な表記について 【青木繁伸】 2012/06/02(Sat) 20:55
> これらまとめて100心拍におけるAとBとの相関をとるには
一般に,データは独立でないといけないので,同じ被検者から10個データを採るというのがマズイのです。
データ採取は,一人から1心拍でよい(でなければならない)。そして,10人じゃなく,もっと多くの人からデータを採るべきだったのです。
今更ながらではあるが,各被験者からのデータの一番最初のもの(出なくてもよいけど,どれか一つだけ)とりだして,10個のデータに過ぎないけど,それについて相関係数を求めれば,統計学的には問題はないと言うことになるでしょう。
「Pearsonで相関をとりました」とか「AとBとの相関をPeasonでとろう」とか「AとBとの相関をとる」とか「Peasonでないので,相関係数rは出ない」とか,ちょっと変な用語法ですね。
No.16981 Re: 適切な表記について 【看護研究屋】 2012/06/03(Sun) 10:13
1人の対象の10心拍についてAとBの相関係数を算出して,
それを10人ぶん繰り返す(10個の相関係数を得る)
これをn=10の10個の研究とみなして,メタアナリシスの手法で,
10個の相関係数を統合し,effect size rを得る
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/lecture/meta-analysis/meta-analysis-6.html
ではいかがでしょうか?
No.16982 Re: 適切な表記について 【佐々木】 2012/06/03(Sun) 14:39
迅速な返答ありがとうございました.
個々の被験者における10心拍ぶんの相関が,被験者によって若干異なるので,これらの関係は被験者に影響を受けているようです.
独立性についての考えも,その重要性を認識したところです.
査読者への返答は悩ましいところですが,看護研究屋さんのeffect size rの考え方が私の考える手法に近いと思いました.
参考にさせて頂き,返答したいと思います.
今後ともよろしくお願い致します.
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