No.17456 Re: Bland-Altmann 【青木繁伸】 2012/09/22(Sat) 23:09
> 相関係数0.75と強い相関を持ちます。
相関係数は,両者の同等性を表現しません。
x と x+1000 の相関は 1 になりますからね。
> Aの検査値+α(定数)とBの検査値を比較すれば高い一致性を示すことができる印象
A と B の平均値に有意な差があるかどうかをまず見ましょう。(たぶんあるんでしょうけど)
次 に,A と B の平均値の同等性の検定を行いましょう。つまり,差の許容範囲を設定し,その下で有意さがなければ同等と見なしてよいでしょう。さもなければ同等とは見な せないでしょう。まあ,Bland-Altmann で有意な差があるようならば,同等性の検定でも有意な差があるということになるでしょう。
No.17457 Re: Bland-Altmann 【Mashi】 2012/09/23(Sun) 08:17
青木先生,お忙しいところありがとうございます。
おしゃるように両者に有意な差があります。
次に,差の許容範囲の設定,ですが,これは具体的にどうしたらよいのですか?
ちなみに,AとBはともに臨床応用されていてます。両者を同じ時間に測定していますから,その意味においてある程度一致しているはずなのですが(”一致”の使い方がおかしいかもしれません)・・・・・。
お忙しいところ恐れ入りますが,今一度ご教授お願い申し上げます。
No.17458 Re: Bland-Altmann 【青木繁伸】 2012/09/23(Sun) 10:30
「統計学的に有意な差がある」というのと,「実質的に意味のある差がある」ということの違いを再確認する必要があるでしょう。
> 差の許容範囲の設定,ですが,これは具体的にどうしたらよいのですか?
これも,固有科学上の問題であって,統計学でああだこうだ言えるものではありません。
No.17464 Re: Bland-Altmann 【Mashi】 2012/09/24(Mon) 14:21
青木先生ありがとうございます.
おっしゃるとおりかと思いますが,ほとほと困っておりまして・・・・.
今後ともよろしくご指導お願いいたします.
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