No.20056 Re: 2群の比率の変化の差 【青木繁伸】 2013/07/12(Fri) 06:19
%しか分からないとか,全数調査であるとかいうならば,検定はできません。
また,「比率の差」と「比率の変化の差」と「イベント発生率の減少率の差」は同じだと思っているのかそうではないのか曖昧ですが。
そうでない場合は,年と性別をダミー変数としてロジスティック回帰分析を行い,年と性別の偏回帰係数の検定を行えば良いでしょう。
No.20059 Re: 2群の比率の変化の差 【Kiyo】 2013/07/12(Fri) 10:07
青木先生ありがとうござます。
質問内容に曖昧なところがあり申し訳ありませんでした。
もちろん全数調査ではありません。
2012年度にある介入をして
2011年
男 15% (30/200)
女 20% (40/200)
2012年
男 5% (10/200)
女 10% (20/200)
になったとします。
この場合,Fisher's exact test で男女ともに有意に減少したとなります。(有意水準:α=0.05)
その介入の効果に,性別による差があるかどうかが調べたいことの原点です。
相対リスク減少だと,男で1-10/30=0.67,女で1-20/40=0.5。
この0.67と0.5の差が統計的に有意なものかを調べたいのです。
(相対危険度の差でもいいのですが)
ロジスティック回帰分析の「年」と「性別」の偏回帰係数の検定だと,発生率における,「性別」の影響を取り除いた年度による差,および「年」の影響を取り除いた性差を調べていることになるように思うのですが。
この2つの偏回帰係数が共に有意だと,(他の交絡因子は無視して)上に述べたこと(調べたいことの原点)が言えるということでしょうか?
No.20064 Re: 2群の比率の変化の差 【青木繁伸】 2013/07/12(Fri) 12:01
交互作用項も入れればよいでしょう。
No.20065 Re: 2群の比率の変化の差 【Kiyo】 2013/07/12(Fri) 12:40
青木先生,早速の御返信ありがとうございました。
説明変数を「年」,「性別」,「交互作用項」としてロジスティック回帰分析を行い,検証したいと思います。
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