No.21323 Re: ウィルコクソンの符号付順位和検定について 【青木繁伸】 2014/09/12(Fri) 12:46
符号付き順位和検定は,平均順位を対象として検定しているわけで,よくいわれるように中央値を検定している訳ではありません。というわけで,中央値(範囲),平均(SD)のいずれも五十歩百歩だと思います。また,図示は直接検定とは関係しないので,多くの人に分かりやすい(と考えられる)平均とSDでの表現が多いのでしょう。
「結果の平均を棒グラフで示し,SDをエラーバーで記載」するグラフは,「ダイナマイトプロット」と呼ばれて,嫌悪されています。エラーバーさえも,SD だの,やれ SE だの,2×SE だの,イヤ正確に k×SE にせねばならぬ,などとかしましい。
また,どのような図を描こうが,群間に有意差があるかどうかは,そのような図では表現できないので,無駄な努力であるということもあります。
代替案としては,ボックスプロットがよいと思います。
No.21325 Re: ウィルコクソンの符号付順位和検定について 【かしわ】 2014/09/13(Sat) 07:03
青木先生
ご教授ありがとうございます。
符号付き順位和検定を行った場合の図示は,ボックスプロットで行うようにします。
今後とも,よろしくお願い致します。
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