No.21541 Re: 個体内変動と個体間変動について 【青木繁伸】 2015/02/16(Mon) 21:29
> 結果を平均(SD)で示しているものが散見
制約条件が 2 つしかないのですから,元データを再現するのは不可能でしょう。
n 個のデータがあって,平均値が m,標準偏差が s である場合でも,元データを再現することは不可能です。平均値が m で,標準偏差が s になる n 個のデータを作ることは出来ますがね。
n <- 20
m <- 50
s <- 10
o <- 1:n # 一様乱数
x <- scale(o)*s+m # 平均値 m,標準偏差 s の,一様乱数
> c(x)
[1] 33.94207 35.63238 37.32269 39.01299 40.70330 42.39361 44.08392 45.77423 47.46454 49.15485 50.84515
[12] 52.53546 54.22577 55.91608 57.60639 59.29670 60.98701 62.67731 64.36762 66.05793
> mean(x)
[1] 50
> sd(x)
[1] 10
set.seed(12)
o <- rnorm(n) # 正規乱数
x <- scale(o)*s+m # 平均値 m,標準偏差 s の,正規乱数
> c(x)
[1] 36.74141 72.01437 42.78405 43.20786 30.77663 50.67960 50.18296 46.57338 52.59258 58.75813 44.84922
[12] 38.89495 44.82791 53.95858 52.06249 45.70580 67.53519 57.74874 59.66891 50.43725
> mean(x)
[1] 50
> sd(x)
[1] 10
No.21542 Re: 個体内変動と個体間変動について 【かしわもち】 2015/02/16(Mon) 22:44
青木先生
元データが手に入らないと平方和が計算できないのでは?と考えていましたが,やはり再現不可能なのですね。
勉強になりました,ありがとうございます!
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