No.21915 検出力分析について  【Kazuki】 2016/02/22(Mon) 13:16

私の知識不足かもしれませんが質問させていただければと思います。
統計に関しては扱うのみで数学的な内容に関しては詳しくありません。

事後の検出力分析に関してなのですが,様々な著書を読むと事後の検出力分析でもαエラーの値は仮説上の有意水準(α<0.05)で入力するように記載されています。
1つの統計学検討(1つの研究)に関する事後の検出力を分析するのであればαエラーは実際に出力された値を入力することで,その検討に関する実際の検出力を算出できるものと思うのですが...それは間違った考え方でしょうか。

完結に述べますと
 検定方法:Pearson correlation coefficient(有意水準p<0.05)
 結果:n=20, r=0.63, p<0.005
に対して事後の検出力分析を行う際に,αエラーの値は0.05(仮説)とするべきか0.005(実際の値)とするべきか,どちらが正しいのかお聞きしたいです。

お忙しいところお手数ですが,ご教授いただければ幸いです。

No.21916 Re: 検出力分析について  【青木繁伸】 2016/02/22(Mon) 14:32

「0.005(実際の値)」は有意水準ではなく有意確率です。
また,「そのような条件で検定を繰り返したときに...」ということからいっても,有意水準を書くべきでしょう。

No.21917 Re: 検出力分析について  【Kazuki】 2016/02/22(Mon) 19:30

青木先生

お忙しいところどうもありがとうございます。
とても簡潔で理解しやすいご説明をいただきありがとうございました。
用語の学習からもう一度見直してみようと思います。

● 「統計学関連なんでもあり」の過去ログ--- 047 の目次へジャンプ
● 「統計学関連なんでもあり」の目次へジャンプ
● 直前のページへ戻る