R のインストールと基本操作
Last modified: Oct 19, 2015
1 インストール
2 基本操作
2.1 起動
- ドックにある R アイコンをクリックする
- コンソール・ウインドウが出る
- プロンプトに続いて,命令を入力する
2.2 設定
- まず最初に,デスクトップに R のためのフォルダ(たとえば r-working-dir 等という名前で)を作っておこう
- 「R」→「環境設定」→「起動」で, 「起動」に関する設定
- 「初期作業ディレクトリ」を設定し,「常に適用」にチェック
- 「R の終了時にワークスペースを保存」は「いいえ」
- 「R」→「環境設定」→「エディタ」で, 「エディタ」に関する設定
2.3 作業ディレクトリの変更
メニューバーの「その他」の中に以下の3項目がある
- 作業ディレクトリの変更…
- 作業ディレクトリのリセット
- 現在の作業ディレクトリを調べる
2.4 エディタを使って計算する
- ツールバーのアイコン「新規文書」でエディタを起動する
- いくつか計算式を入力してみる
- 全体を選んで(command+A),実行(command+return)
2.4.1 計算式
演算子の前後やカンマの後に空白を入れると読みやすくなる場合もある(好み,慣例)
3 * 8 + 5 # 四則演算は +, -, *, /
## [1] 29
14 %/% 3 # 整数割り算の商
## [1] 4
14 %% 3 # 整数割り算の余り
## [1] 2
2 ^ 5 # べき乗は ^
## [1] 32
(1 + 3) ^ 2 # 括弧は何重であっても ( ) のみ
## [1] 16
sqrt(5) # 平方根
## [1] 2.236068
5 ^ 0.5 # 平方根は 1/2 乗のこと
## [1] 2.236068
abs(-10) # 絶対値
## [1] 10
pi # 円周率 π
## [1] 3.141593
sin(pi / 6) # sin
## [1] 0.5
cos(pi / 4) # cos
## [1] 0.7071068
tan(pi / 3) # tan
## [1] 1.732051
log(100, 10) # 常用対数
## [1] 2
log10(100) # 同じ
## [1] 2
10 ^ log(3.5, 10) # 常用対数の逆関数は 10 のべき乗
## [1] 3.5
log(10^1.23, 10)
## [1] 1.23
log(100) # 自然対数
## [1] 4.60517
exp(1) # 指数関数 exp(1) はネイピア数 e
## [1] 2.718282
exp(log(2.345)) # 指数関数と自然対数は互いに逆関数
## [1] 2.345
log(exp(1.537))
## [1] 1.537
log(1024, 2) # 2 番目の引数が,対数の底
## [1] 10
2 ^ 10
## [1] 1024
2.4.2 代入を含む計算式
- 計算結果などは,変数に代入することができる
- 変数は別の計算式などで,引用することができる
- 変数名は英文字で始まり英数字と "." を続けて作る(a12, Xyz,x.j など)
- 大文字小文字は区別される(AA と aa は別の変数)
a <- 123 # 変数に代入
b <- 456
a + b # 変数を引用すると,変数がそのときに持つ値が計算に使われる
## [1] 579
Abcde <- 2 + 3 * 8
Abcde # 変数名それだけでも計算式なので,そのときの値が表示される
## [1] 26
(x <- a + b + Abcde) # 変数に代入して,変数の値を表示するときの記法
## [1] 605
x
## [1] 605
print(x) # 計算結果などを表示するのは本当は print 関数
## [1] 605
print(x + 4)
## [1] 609
2.5 エディタで作ったものを保存する
- 「ファイル」→「保存」で,名前を付けて保存する
- 前に作った,r-working-dir に保存されたか確認する
2.6 保存したものを読み込む
- ツールバーのアイコン「エディタで開く」をクリックする
- ファイルを選んで,エディタに読み込む
- 追加・修正などをして,実行する
- また,保存しておく
2.7 オンラインヘルプの参照
- コンソールから
- help(関数名)
- ? 関数名
いくつかのキーワード for,if などや演算子 +,[ は引用符でくくる
R では,演算子も関数 "+"(12, 76) のようにも書ける
- R エディタの右上のテキストボックスから
- メニューバーの「ヘルプ」→「R ヘルプ」で
2.8 Web 検索
2.9 関数名自体を知るためには?
- apropos("関数名の一部を表す正規表現")
- 使い方(正規表現も)は,help(apropos) で
2.10 パッケージの読み込み
- パッケージに含まれる関数を使用するためには,パッケージを読み込まなければいけない(その前にインストールが必要)
library(パッケージ名)
- パッケージの読み込みは,R を起動するたびに必要
2.11 パッケージのインストール
- パッケージをインストールするのは一度だけでよい(バージョンアップする場合は別)
メニューバーの「パッケージとデータ」→「パッケージインストーラ」
2.12 終了