Aug 11, 1998
道祖神の他に,このようなものを見つけました。撮影場所は前橋市の総社神社の近く。駐車場にされた空き地の隅に建っていました。写真に撮ったときには,「なんだろう?」状態でした。後で調べてみると,これは「月待ち行事」のひとつ「二十三夜講」に関するものだそうです。月待ちは旧暦の15,16,22,23日などの夜に,月が出るのを待ちながらお勤めや飲食をするということです。主として23日の月待ちが一般的だとか(23日の月は午前0時あたりに昇ります)。これらの月待ちの塔は関東地方に多いそうで,関西出身の私が知らないのも無理はない。もっとも,江戸時代に盛んで明治時代まで続いていたそうですが,現在ではほとんど忘れられた風習だということです。